住職ブログ

終末医療と尊厳について私の考え Vol.1

2012年11月18日

母が亡くなって一か月、昨日月忌法要を終え少し生活にも落ち着きが見えてまいりました。

少し私の母について話させて頂きたいと思います。母は多発性脳梗塞からくるパーキンソン病症候群という病気を患っておりました。つまり、脳に小さな脳梗塞がたくさん起こり、それにより脳神経などに伝達障害がおきてパーキンソン病と同じ症状がでるというものでした。直接的なパーキンソン病よりはその進行は母の場合遅いようにも思いました。結果、平成7年秋ぐらいから徐々に寝たっきりの状態になり、約17年間ベットの上での生活を過ごしておりました。手足の運動障害は勿論、嚥下や意識障害も少しずつ進んでいきました。その間、介護施設や多くの方々に支えて頂き、一生を全うさせて頂いたと感謝しております。

さて、今朝の某新聞に「胃ろう」の話が出ていましたが、私の母親もこの「胃ろう」を施しておりました。昨今『尊厳死』の在り方について議論されるようになりましたが、母が死を迎える終末医療において、この「胃ろう」も問題があるんだと指摘を受け、ある医師(Y医師)と家族との意識の隔たりに大変苦悩いたしました。「胃ろう」にかかわらず、終末医療の行われ方について、同じように苦悩された経験の方も多いのではないでしょうか。このことについて、私の思いをお話させて頂きたいと存じます。少し長くなりそうですので、この続きは、次回にてお話させて頂きたいと思います。