住職ブログ

3月11日をむかえて・・・。(仙台グランディ21へ行ってまいりました。)

2012年03月12日

3月11日、東日本大震災から1年が経ちました。日本はもとより世界各地で慰霊の祈りが営まれました。昨日午後2時46分より観音堂にて私も、一人心静かに手を合わさせて頂きました。まだまだ悲しみ冷めやらぬ方々のことを考えると本当に心が痛みます。
私も、先週金曜日までの4日間、仙台グランディ21で行われた『西国三十三所東北出開帳』に出仕し、被災物故者の御慰霊と復興安楽の御祈願を願って法要を致してまいりました。併せて当山では琵琶湖の底の清い水をお持ちし、会場の当山観音様御身影軸の御前にて、参拝においでになった方々の少しでもの心の安堵を願い、お一人おひとりに灑水(しゃすい)のお加持をさせて頂きました。
そこでは多くの方々のお気持ちに触れ、人々の悲しみ苦悩に触れました。幼い子供を亡くして悲しみから立ち上がれない女性、目の前の人をもう少しの所で救えず自分を責めておられる消防団の男性、親が亡くなったことを知らない幼い双子の女の子を連れたおばあさん、そして私の手をじっと握ってただ涙を流されたおじいさん。その方々の言葉やその涙から皆さんの苦しみをどれだけ受け止めさせて頂けたかはわかりません。只々互いに手を握り合い、話をお聞きするだけで精いっぱいだったかもしれません。しかし、一つだけ皆さんに伝えさせて頂いた事が有ります。「悲しみを無くす事は出来なくても小さな喜びも見つけ出せるよう考えて…。それがきっと一番の供養になるはずです。」「泣きたいときには大声で泣いたっていいんです。怒りたいときには大声で怒っていいんです。でも自分を大事にしてください…。人生をあきらめたり投げやりになったりはしないで…。」 少しでもこのメッセージが皆さんに届いたなら幸いです。物質的にはもちろんですが、精神的な支えがこれからはもっと被災地に必要になってくのではないかと思いました。