住職ブログ

責任を求められる立場とは。

2013年05月02日

オリンピック誘致運動に関しての猪瀬東京都知事の発言に関しての記事が出ています。都知事としては、何とか東京での開催実現を願っての事で、しかもきちんとした記者会見での場ではなくプライベート的な会話でとの事だったようで、つい口を突いて出てしまった発言だったのでしょう。しかし、お気の毒かも知れませんが、都知事という大変重い役職にあることからすれば、いくら事情を考慮しても失言だとの評価からは逃れられないのですね。本当に大変なお立場、気もなかなか休まる事の無い激務であるのだと思いますが、その一言や行動が大きく社会に影響を及ぼすという事実を忘れてならないのでしょう。

しかし、これは都知事だけの事ではありません。大なり小なり、政治家の方でも会社の役員さんでも、その他 何かしら立場のある人は、その立場立場で考えた発言や行動が求められるという事を認識しなければなりません。

 先日電気料金が大幅値上げされました。発電燃料の上昇や、発電機器のコスト高の理由を挙げ、当然のように行われました。まだ、原発の被害で苦しい生活をしている人が多くおいでになるのに、あたりまえのように値上げ発表をする東京電力の重役の方々の姿。「申し訳ございません。よろしくお願いします。」と発言をしていても何とも釈然とせず、立場をわきまえた発言や態度とは到底思えないのは私だけでしょうか。原発事故の終息のために、発電事業の継続のために値上げをしなければならないという事は理解できます。しかし、あの事故被害者の救済が一番喫緊の問題であるならば、その救済の具体的進展がもっと目見えるように事業展開を進め、徹底的コスト削減に取り組んだ上でお願いするという姿勢が必要なのではないでしょうか。東電の社員さんは本当に頑張っていらっしゃいます、現場で日々奮闘していらっしゃいます。しかし、立場有る役職の方々の姿はそう見えないのです。役員給与の返還も一時だけ、減額も少しだけ。役員給与が普段何故高額なのか?それは、こういう重大事項が発生した時には、その生活保障を捨ててでもその解決に立ち向かわなければならない立場だからです。我が姿勢を律っし、弱者の意見や立場を守る姿勢こそ立場のある人の責務だと思うのです。