住職ブログ

子供たちの未来へ…メッセージ。

2013年03月22日

 先日少しばかりお手伝いをさせて頂いている保育園からその保育園創立10周年の寄せてのメッセージをと依頼を受け文章を書いておりました。皆様ももうご存知頂いていると思いますが、あまり作文が私は得意な方ではないので、何を書こうかなぁ?どのように書こうかなぁ~?と考えていた時、ハッ!とある女の子のことを思い出しました。それは、昨年3月に仙台で行われた『西国33所霊場 東日本大震災 物故者慰霊出開帳』にお祖母さんに手を引かれて来た3歳ぐらいの子のことです。

お祖母さんがおっしゃるには、この子の両親が津波で亡くなり、お祖母さん一人でこの子の面倒を見ているとの事。この子は今でも両親が帰ってきて迎えに来てくれると夕方になると玄関に立ちすくんでいるそうです。この子を「しっかりと、どんなことをしても、私が守ってやらにゃ。」と涙で語って下さいました。本当にこの子の痛いげな気持ちを思うとき、そう感じぜずにはいられません。そして、この子のように親を亡くしたお子さんだけが特別ではありません。すべての子供に同じです、親が・大人が子供たち存在を・心を守っていくことが大切なのです。

そこでこんな言葉をメッセージの中に書きました。「子供は宝物です。子供の存在は大きな喜びです。子供は無上の希望と、無限の可能性をもって生まれてくるのです。しかし、周りの大人たちの行動や言葉、生活環境などの中の悪影響が子供たちの素晴らしさを奪っていくのです。」と。複雑化する社会環境、難しくなる人間関係の中、子供たちが巻き込まれる悲しいニュースをよく見る現代社会。だからこそ、親が・子供の友達の親同士が・地域の人々が力一つに繋がって心豊かな子供を育ていく社会、そんな社会になってほしいと願いたいと思います。

折しも先日11日、当山でも震災物故者の慰霊法要を致しました。だからこそこの女の子の事を思い出したのかもしれません。