住職ブログ

人の情と云うもののありがたみ

2012年10月23日

  人の情と云うもののありがたみを改めて感じる事が有りました。先日、私の母親が亡くなりました。母はもう15年来寝たきりで、長い闘病生活を思うと本人もやっと楽になれたのかも…と、思ったりもしております。さて、母は今月17日の夜に亡くなりましたが、夜も遅く 関係者のところへの連絡も18日早朝までままならない状況でした。しかも、20日は友引(昨今は関係ないという人もありますが、昔よりの習いですので私共は踏襲する事と致しました。)で、翌18日が通夜、19日は告別式というタイトな日程での葬儀を行わねばなりませんでした。その上、親戚が遠方ばかりで、準備に途方に暮れていたところ、隣家3軒の方々が まだ薄暗い時間にも拘らず、「何かあったんとちゃうか?遠慮せんと言うてや。手伝うで。」と駆けつけて下さったのでした。昨晩遅くより電気はもちろん外灯まで付きっぱなしだったので もしやと思って下さったとの事。また、隣家の中の1軒の方は、21日には御子息様がご結婚される予定で、とてもお忙しく大切な時に私共の為に駆けつけて下さったのです。ふつうは、こんな時は忌み嫌われても仕方がない事です。それでも献身的に手伝って下さった。なんてありがたい事でしょうか。皆様のお力添えを頂いて、葬儀を行うことが出来ました。葬儀全般が終わった後、隣家の方々にご挨拶するとき、涙が溢れてなりませんでした。只々感謝の気持ちしかありませんでした。

困ったときに差し伸べられる「情の心」、本当にありがたかった…。