住職ブログ

悲しみに直接触れて…

2012年04月02日

びっくりしたことがありました。俗に言う胃腸風邪になりまして、病院で診察を受けもらって帰った薬を飲んだところ、薬のアレルギーが出て全身湿疹だらけ。風邪の方は比較的軽く完治を致しましたが、湿疹の方は治るのに相当時間が懸かるみたいで、本当に困っています。薬のアレルギーって怖いものなんですね。
 さて、先日の仙台での『東北大震災 物故者慰霊 復興祈願 法要』にお手伝いとして参加してくれたある青年が遊びにやってきました。彼は、巡礼用品などを収める業者さんの営業マンで、西国札所の各寺院に出入りしている人です。「業者なら手伝いに出仕するのは当たり前」とも言えるのですが、何分に関西からは遠方ということで参加してくれた業者さんは彼一人。彼は香川県の業者で、夜行列車と新幹線を乗り継いで仙台へやってきたとの事。最初はお手伝いをすれば営業に結び付くと思ったのかどうかは判りません。しかし、会場で悲しみの中 手を合わしておられる方々の傍にそっと立ち、お世話をせっせと行う彼の姿を見て、打算的では無く心からの奉仕の気持ちで働いていた事はしっかり判りました。私は、思わず感謝の気持ちでそっと彼の姿に手を合わしたことを覚えています。
今回、彼も含めて多くの先達さんが全国より仙台に集まり、お手伝いをしてくださいました。本当にありがたいことです。また、このお手伝いを通して、被災された方々の心に直接に触れ、先達さんとして「あるべき姿」「持つべき心」をそれぞれなりに考えて下さった機会となったのではないかと思います。札所各御寺院の御山主様も 先達さんも そして手伝ってくれた彼も 心に強い意識を持つことが出来たのではないかと思います。