住職ブログ

辛くても一歩ずつ…小さな歩幅でもいいのだから。

2012年03月02日

昨日、北関東方面で大きな地震がありましたが、皆様ご被害とかはございませんでしたでしょうか。まだまだ東日本大震災の被害冷めやらぬのに東日本各地で地震が多く発生しており、被災地の皆様のご苦労いかばかりかと感じております。
今日、以前より心久しくさせていただいているおばあさんが、私を訪ねていらしゃいました。なんでもご主人が脳梗塞で入院されたとのこと。ご夫婦とも大変な信心家で、地域でも『面倒見のいい夫婦』として有名な方です。「一生懸命、神様仏様に手を合わして暮らしてるんだけれど…。私の信心が足らないのかね…。」と悲しそうにおっしゃるのでした。「そういえば、ご住職さんもどなたかお知り合いの方が続けて2人も亡くなったんだって?」と尋ねに。お寺のお世話をして下さる総代さんの中のお一人、そして大学時代居候させて頂き親子のようにしてくださった方の2人が続けて亡くなり、私も相当に落ち込んでおりました。
しかし、何かを伝えなければならない、おばあさんにも 自分にも…。そう思い、おばあさんに元気を出してもらうために、こう答えたんです。「信心をして得られるのは、病気がたちどころに治るとか 思いどおりに何でもなるとか 死んだ人が戻ってきてくれるとか そんな不思議な事例じゃないんですよ、最近多い如何わしい新宗教(洗脳宗教)じゃないんだから。人生には苦しいことも多々起きる、でも毎日毎日の暮らしの歩みを一歩ずつ前に進んで行かなきゃならないです。その勇気をもって、忍耐をもって前を向いて進んでいく力を授かるんですよ、きっと。」と。おばあさんにそう言いながら、私自身にも言い聞かせていました。
 さて、5日より仙台に行ってまいります。仙台の「グランディ21」で3月6日から8日まで、大震災物故者の慰霊と復興祈願の為、西国札所の総出開張がおこなわれます。私も出仕致しております。ブログを読んで下さった現地をお尋ねの方、またお声をおかけくださいませ。