住職ブログ

唐門の謎 NHKBSプレミアムで放送

2011年10月17日

先日、ある番組の収録で俳優の三田村邦彦さんが竹生島においでになりました。この収録中、特に興味をお持ちになっていたのが、『唐門』や『舟廊下』、そして都久夫須麻神社様の『本殿』でございました。恥ずかしながら、私は直ぐに思い出せなくって申し訳なかったのです、三田村さんは大河ドラマで『片桐勝元』を演じておられるのです。実は、これらの建物を秀頼や淀君の命を受けて『豊国廟』や『伏見城』から移築をしたのが『片桐勝元』なんです。だから、興味を持っておられたんですね。話していると三田村さんも相当調べておられるみたいでした。その中で、『大坂図屏風』の話についても「どうして、そんなところまで屏風が伝わったんだろう?」「どうして今まで判らなかったんだろう?」といろいろお話になっておいででした。本当にそうなんです、たくさんの屏風や絵画が江戸時代にヨーロッパに輸出されましたが、船便の為に塩水に浸かってしまったり、虫に食われたり、そして遭難してしまったりして、極わずかの数しかえヨーロッパには到着しなかったようなんです。つまり、この屏風は大変に貴重なものなんですが、更にこの屏風の絵の中に『唐門』が豊国廟に移される前の姿が見られるのです。『唐門』は、大坂城『極楽橋』が豊国廟の『極楽門』、そして『唐門』と移築を繰り返した伝わったものということが分かったのです。すなわち、秀吉が建てた幻の大坂城の唯一の遺構といえるのです。
一度はこの屏風が現存しているオーストリアのエッゲンベルグ城へ行ってみたいと夢を持っていると三田村さんにお話をさせて頂き、三田村さんからも是非に行くべきだとお言葉を頂戴致しました。
さて、この屏風の話が、NHKのBS放送で放映されます。ぜひご覧ください。
   NHK BS プレミアム 「ハイビジョン特集 新発見大坂図屏風の謎~オーストリアの古城に眠る秀吉の夢~」
①12月1日(木) 午前 9:30から
②12月2日(金) 午前 1:00(深夜)から