住職ブログ

建築家「平沼孝啓」先生

2011年10月02日

過日、先達て行われた『建築学生ワークショップ滋賀2011』の企画・後援をされておられる建築家『平沼孝啓(ひらぬまこうき)』先生がお礼の為に竹生島においで下さいました。実は、先生はなかなかのハンサムで、いつもファッションもかっこいい方です。それはさておき、そのご活躍は日本はもとよりイギリス・フランスなどヨーロッパからアメリカや南米ペルーなどでも建築設計を手掛けておられ、大変有名な方なのです。私は今回のワークショップ開催で先生とお出会いし、先生の考え方に本当に共感いたしました。だからこそ、今回の会場をお引き受けしたといってもいいでしょう。この『建築学生ワークショップ』、学生さんや学生OBの方々によって運営をされていますが、実際は大変に仕事のお忙しい中、平沼先生が関係機関の後援依頼や、対外交渉などの基礎をすべて行い、学生たちが運営しやすいように陰日向を問わず応援されているようでした。ワークショップの後、このことを知っている方々から、先生は「謝って、お願いして、頭下げるのが仕事だったみたいですね。」と言われるほど、学生さんたちのことを思い、精力的に動いておられたのでした。本当になかなか出来ないことです。私も本当に感銘いたしました。
さて、後日、地元のある雑誌の記者が、ワークショップのことを聞いて、取材に竹生島に来ました。そして、「学生さんたちの素晴らしい作品の完成はもちろんですが、会場をお引き受けされ、お寺としてどんな成果がありましたでしょうか?」と聞かれました。大変に困る質問なんですが、平沼先生の考え方を思い出し、こうこたえました。「今はありません。私どもの喜びは、参加してくれた学生さんたちが、建築家の道を歩む中で、今回のワークショップに参加したことを誇りに思い、ここでの何かしらの経験がその人生に役に立つ事、困ったときに竹生島を思い出し困難を乗り越えてくれる力を奮い起こしてくれる事が喜びなんです。だから私どもの喜びは未来にあるのです。」と。
参加してくれた学生さんたちの素晴らしい未来に心を込めてお祈りしたいと思っています。

平沼孝啓建築研究所HP   http://www.khaa.jp/