住職ブログ

北海道『聖徳院』の御住職様・・・。

2010年09月20日

さて、前回にお話を致しました『聖徳院』様とのお出会いについて少しお話をしたいと存じます。
『聖徳院』は約30年前、先代住職(ご主人様)と京都の福知山から北海道に移り住まれ、原野を切り開いて建物を建て、身寄りのない土地で布教を一から始められたお寺です。しかし お寺を建てて15年目、先代がご病気から遷化され、奥様がお継ぎになられました。現御住職様は そんな折に竹生島を訪ねになり、石段に座って琵琶湖を眺めて様々な事を考えておられたとの事。女性が一人で何も知らない修行の道に飛び込み、寺院を守って行くというのは大変なことで、不安になるのも仕方がないでしょう。
偶然その時、そこに通り掛った私は長時間座っているその女性に声を掛けて少しお話を致ました。まさにその方が聖徳院様だったわけです。その時はそれまでで、お名前も詳しくお聞きせぬままでした。後日一通の手紙が届き、先日竹生島を訪れて良かったという感想が書かれておりました。しかしその手紙が誠に達筆で、男性の方の筆と思い込み、しかも御住職様の僧名が男性のような名前であったので≪大変失礼な事を・・・、すいません!f^_^; ≫
 全く先日の女性の方とは解らずに、その方とのお手紙のやり取りが続きました。そして約10年目お手紙の方とお会いする事になり、本当に驚きました。あの女性の方だったんだ・・・と。本当に不思議な出会い方です。しかし、御住職様のお人柄でしょうか、直ぐに心が打ち解けあい、長い間の時間が一気に縮まったようにも感じました。
 御住職様は、病気や家庭問題などで悩んでいられる女性の方々への心のケアに努めておられる方です。「もう70も過ぎたお婆ちゃんだもの、何でも話せるでしょ・・・。」とやさしく一人ひとりに声を掛けていらっしゃいます。偉大な肝っ玉母さんのような存在です。
「これも、その苦悩した次期があるからですよ・・・。」と。「だから私はこう思うんです。苦しい時、人の優しさほどありがたいものは無いんですと。」聖徳院様のお言葉です。すばらしく、魅力のある方ですね・・・。