住職ブログ

小さな幸せに気付いていますか?

2010年07月19日

先日、近所のあるお嬢さんが回覧板を持って来てくれて、久しぶりに立ち話をする機会がありました。このお嬢さんは、いつも元気ハツラツ、笑顔も素晴しいお嬢さんです。「渚(仮名)ちゃんは、いつも明るくって可愛いねェ」と声をかけると、「良い事ばかりじゃ無いですよ。就職希望していたところが、今年は採用中止だって。来年もう一度チャレンジしたいけど、それまで・・・。」と彼女。どうしても就きたい仕事がある彼女ですが、現在、家庭教師のアルバイトをして、来年の就職を待っているのです。「でも、くよくよしても仕方が無いでしょ。今私が出来ること頑張るしかない。でも、そう考えるようになって、日々の生活の中に今まで気が付かなかった幸せや嬉しい事がいっぱいあることが判ったの。」彼女はそう答えていました。
日々様々な人と関わり合って生きています。人に助けて頂いて、そして人の手助けをさせて頂いて。感謝の心と、奉仕の喜びを大切にしなければならないのです。老若男女を問わず「自分さえ良ければ・・」という現代風潮、これが如何に不幸な事かということを気が付かなければなりません。人間は一つ欲望が満たされても、更に更にとその欲はエスカレートし、決して満たされないのです。日々の触れ合いの中に在る小さな感動の積み重ねこそ、人としての本当の幸せを感じることが出来るのです。