住職ブログ

どうか、御開帳のご参拝マナーをご理解下さい。

2010年04月30日

いよいよ、5月1日より今年の花山法皇一千年御恩忌『西国第三十札所 千手千眼観世音菩薩様結縁御開帳』が始まります。今回の御開帳が終わりますと、次回は27年後(平成49年)の御開帳となります。是非多くの方にお参り頂きたいと存じます。
 ただ、どうかマナーよくお参りを頂きたいとお願い申し上げたいと思います。
昨年の期間を振り返ってみますと、マナーをお守り頂けない方の多さにとても悲しく感じました。それも結構年配の方に・・・。帽子を被ったまま内陣に入ってくる方、ポケットに手を入れたままの方、多いのです。中でも本尊様の前に立つなり双眼鏡を持ち出し「ここはよう見えるなぁ~。こないだのところはあんまり見えへんかった。ケチやなぁ~。」なんて方も結構居らしゃいました。秘仏様は写真撮影禁止と言うのが当たり前ですが、極めつけは写真を隠し撮って、見つかると逆切れをして 物を投げて怒る60代後半の男性も。御開帳の本意をご理解頂けていないんですね。
秘仏というのは、古くからの人々がそのご利益にすがり、その有難さに「もったいなく」感じて秘仏にして、大切に大切に伝え守ってきた仏様のことなのです。見えるとか見えないとかが価値ではありません。ましてや写真なんて言語道断の恥じる行いです。秘仏様は、眼で見るのではなく、心の眼で感じ取るのです。心の眼を通して秘仏本尊と心の会話をして頂くのが本当のお参りなのです。ですから、お一人お一人の感じ取った本尊様のお姿が違っていても良いのです。それは、その人にとっての心の中にコピーされたご本尊さまのお姿と慈悲の心なのですから。