住職ブログ

『命名』お父さんの苦悩と喜び・・・

2010年04月14日

今日、知人の男性が訪ねて来てくれました。彼は昨年早々結婚して、この12月31日の大晦日に待望の赤ちゃんを授かりました。42歳での初子で、大変喜んで写真を見せてくれました。女の子で『向日葵ちゃん』という名前だそうです。しかし、名前を言うと「えっ!」と相手から少しビックリされる事が多いそう・・・。太陽のようにいつも明るく、いつも元気いっぱい、大人になって いつも家庭の光となれるように。そんな願いを込めて命名しとの事・・。素晴しい名前です。
昨今、自分の好きなスターの名前を付けたとか、数年前にあった『悪魔ちゃん』などはもう論外ですが、本来の名付けの心が失われていく現状を思うと悲しいものがあります。
お父さんが一生懸命考え、その子の為にと名前をつける事は本当に尊いものなのです。お母さんは、十月十日の間おなかの中で愛情を持ってその命を育み、大変な苦しみを乗り越えその子に誕生を授けます。それに対して、お父さんはそんな苦しみを知りません。だからこそ、その子が一生共に歩む名前を付け、その子の安寧を誰よりも願い、子供へ強いメッセージを込めることが、お父さんの第一番目の大きな仕事なのです。子供の一生を左右するかもしれないと思うと、名付けることは本当に大変です。私も自分の子供に名前を付けた時、本当にこの名前で良いだろうかと、命名する日まで眠れない夜が続いたのを覚えています。しかし、お父さんの深い愛情がそこに込められているのです。子供は、宝物です。時には胸にしっかりと抱き寄せ、時には叱り、愛情を多く多く注ぎ込んであげてください。こどもは、親からの大きな愛情によって、世の中で生きるマナーを身に着け、人や物事に対して優しい心を持てる人に育つのです。