住職ブログ

『びんずる尊者(おびんずる様)』

2015年05月08日

今日、二人組みのお嬢さんがお参りに見えておられました。

年のころ20歳ぐらいの今風のかわいらしくて清楚な感じのお嬢さんでした

お嬢さんは観音堂の入り口あるびんずる様のところでこの仏様を見て二人でなにやら話をしておられましたので、「どうかなさいましたか?」と声をお掛けさせて頂いたのですが、「この仏様はどういう仏様なんですか?。顔の辺りやひざの辺りが磨り減っているみたいで・・・。」との質問でした。

こちらは『びんずる様』といいましてね、・・・・云々」と『びんずる様』のいわれや、そのご功徳をご説明いたしましたところ、二人とも熱心に聴いてくださいました。

「最近は鼻が高くなるように・・なんて鼻を擦るかたもおおくてね・・・。」なんて冗談を言いながらお話をしていましたところ、「じゃぁ、おじいさんやおばあさんが多くお参りされるんですね・・。」と一人のお嬢さんがおしゃいました。それを聞いてもう一人のお嬢さんが、「わたしもびんずる様をお擦りしてもいいですか?」といって、びんずる様の目の辺りをそっと何度も擦っておられました。

おばあさんが目のご病気で、光を失うかも知れないとのこと。一生懸命にびんずる様の目を擦るこのお嬢さんの姿に、またおばあさんを想うその心に大変に感動いたしました。私は一僧侶として、お二人の本当に清い心の光がまぶしく感じたものでした。