住職ブログ

桜吹雪

2014年04月18日

竹生島は、今桜の少しピークを過ぎたところで、花吹雪が境内を舞っています。今年は桜が本当にきれいでした。

日本人は桜が本当に好きですね。桜の花を見るだけで心まで良い気持ちになるものです。そして、桜吹雪もまた格別、幻想的ですね。特に島の斜面にお寺があるということで、通常のように花びらが上からヒラヒラと堕ちてくるのではなく、一度風が吹きますと湖面の風にあおられて、花びらが舞い上がるという感じで、私はこの風景が大好きです。(もっとも、次の日の朝の境内掃除はたいへんで、職員からは不評なんですが・・・・。)

さて昨日、めの少しご不自由なご主人と手をとって石段を登っておいでの奥様のご夫婦にお会い致しました。奥様の手をしっかり握り、手すりを頼りに一生懸命お登りでした。

「石段ばかりでごめんなさいね。その上、当山の石段は急なんで・・・。」「何か、リフトでも着けられるといいんですが、竹生島には電気が来ていなくて・・・。お寺で作れる電気も小規模なものなので・・・。」とお声をかけると、「こちらのご住職様ですか?気になさらないで下さい。ここのご事情は良くわかりますよ。」と奥様。「この様に声をかけて頂いて、楽しくお話しながら登りますと石段もあっという間に登ったように感じられます。こちらこそありがとうございます。」とご主人もおっしゃってくださいました。その時風がサッと石段を駆け上ってくるや、花吹雪が石段を舞い上がって私たちを包んでくれました。「ワッ!きれい・・・。」奥様の声。花びらがご主人の顔に触れたのでしょうか、「桜やなぁ。花吹雪やぁ。わかりますよ。」とご主人もおっしゃいました。