住職ブログ

釣り針に苦しむ白鳥 その2

2013年07月12日

 前回につづいて、白鳥の番組のことを話し致します。この番組では、この白鳥のニュースに続いて、小動物への虐待事件が多発していることについて紹介がなされていました。ボーガンの矢が刺さった野鳥、針金を強く首に巻かれた犬、挙句の果てに猫を残虐な殺し方をして道に放置する事件。本当に日本人はどうなってしまったのでしょうか。モラル高く、清廉な心を大切にし、小さな花までも慈しむ心を持つ日本人の姿とは思えません。自分より力の弱い立場の者への暴力、これは対動物だけの話ではすまされません。学校でのいじめ(最近では、職場の中でも有るそう…)、老人ホームでも最近良く耳にする入所者への暴力、最近ではお金をひったくるためにわざわざ女性を狙いしかも殺害まで平然とするヤカラ。

本当に記事を見るたびに胸が痛くなると共に、日本人は…、私たちの平和な生活はどうなってしまうのかと悲しく恐ろしくなります。人の皮を被った鬼の所業です。目の前の欲望のために見境をなくした行動。いや、もっと身近なところにも犯罪にまではならなくても、その小さな」種はあるのです。自分の思い通りにしたいため、「まぁ この位ならいいか」「少し位ならばれなきゃいいか」なんて勝手なこと言って、自分の行動の責任を放棄している事が大なり小なりありませんか。

もっと強く言えば、自分自身に自信がない為に楽をしよう・他に苦しみを転嫁しようという事なのです。人間として、最も恥じるべき行ないである事を一人ひとりが自分の肝に銘じなければいけません。